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基本情報技術者試験の科目Bを解く7ステップ|擬似言語・トレース表の読み方

基本情報技術者試験の科目Bを解く7ステップと擬似言語・トレース表の読み方を示すアイキャッチ

基本情報技術者試験の科目Bで、長い擬似言語を見た瞬間に手が止まっていませんか。全部を頭の中だけで動かそうとすると、変数、配列、条件分岐が重なったところで見失いやすくなります。

科目Bは、処理の目的を先に確かめ、変わる値だけをトレース表へ書けば読みやすくなります。最初からプログラム全体を理解する必要はありません。

この記事では、2026年度の公式情報を確認したうえで、オリジナル例題を7ステップで追います。最後に30分でできる復習方法までまとめるので、次に問題を開いたときの最初の一手が決まります。

この記事でわかること
  • 科目Bの問題数、試験時間、主な出題分野
  • 擬似言語を読む前に作るトレース表
  • 条件分岐と繰返しを追う7ステップ
  • 時間を使いすぎる5つの読み方と直し方
  • 直近研究を生かした30分の練習方法

本記事の例題は公式問題の転載ではなく、学習用に作成したものです。試験情報と出典は2026年8月10日に確認しました。生成AIは構成と表現の補助に使い、計算結果とリンクは人が確認しています。

目次

科目Bは何を見ながら解けばよい?

結論は、答えの候補より先に「どの値が、いつ変わるか」を見ます。科目Bは暗記だけでなく、短い処理を正確に追う力が必要だからです。

IPAの基本情報技術者試験ページでは、科目Bは100分、20問の多肢選択式と案内されています。2026年度の公開問題も2026年7月1日に追加されました。

確認項目公式情報学習時の見方
試験時間100分単純平均は1問5分。見直し時間を別に残す
出題数・解答数20問・20問1問に固まり続けず、戻る判断を決める
主な構成アルゴリズムとプログラミング、情報セキュリティ擬似言語だけに学習を寄せすぎない
実施方式CBT方式で随時実施画面で読む練習も加える
IPA公式情報を2026年8月10日に確認。申込み前は最新の試験要綱も確認してください。

IPAが示した想定では、科目Bはアルゴリズムとプログラミングが8割、情報セキュリティが2割です。ただし、実際の問題の並びや難しさを割合だけで決めつけないでください。

20問なら、1問5分で進めればよいですか?

目安にはなりますが、すべて同じ長さではありません。最初に解ける問題を取り、見直し時間を残します。

擬似言語だけを練習すれば足りますか?

足りません。情報セキュリティも含まれるため、学習時間の一部を必ず分けてください。

最初に選択肢を見るのはだめですか?

選択肢は確認しますが、その前に変数と処理の目的を押さえると、当てずっぽうを減らせます。

擬似言語を読む前に何を準備する?

最初に、行番号、変数、実行後の値を並べた小さなトレース表を作ります。頭の中だけで追うより、変化した場所を見直せるからです。

変数

計算の途中で値を入れ替える箱です。代入が行われた行だけを書き換えます。

配列

複数の値を番号付きで並べたものです。先頭番号が0か1かを問題文で確認します。

条件分岐

条件が成り立つときだけ処理します。成立したかを○・×で残すと戻りやすくなります。

繰返し

同じ処理を指定回数だけ行います。繰返し番号と終了条件を別々に書きます。

例えば、配列の中から10以上だけを合計するなら、表に必要なのは番号、現在の値、条件の結果、合計です。変わらない説明文まで写す必要はありません。

擬似言語から変数、条件、実行後の値をトレース表へ移す流れ
コードを全部写さず、変わる値と条件の結果だけを1行ずつ記録します。

トレース表は毎回きれいに作る必要がありますか?

いいえ。変数名と値が追えれば十分です。速く書ける形を決めましょう。

変数が多いと表が大きくなります。

問題で値が変わる変数から書きます。使われない変数は、必要になってから追加してください。

配列の番号でよく間違えます。

最初の要素が0番か1番かを、コードの上に小さく書いてから追い始めます。

科目Bの擬似言語を7ステップでどう追う?

擬似言語は、目的、入力、初期値、条件、更新、終了、答えの順で追います。この順番なら、途中の記号に気を取られて全体を見失いにくくなります。

STEP
処理の目的を1文にする

「10以上の値を合計する」のように、何を求める処理かを書きます。

STEP
入力と出力を囲む

与えられる配列や数値と、最後に求める変数を分けます。

STEP
初期値を表へ書く

合計が0、番号が0など、処理開始前の値を最初の行へ書きます。

STEP
条件を日本語に直す

score[i] ≧ 10なら「現在の点数が10以上」と短く言い換えます。

STEP
値が変わった行だけ更新する

条件が成立しなければ合計は前の値のままです。変化の有無を残します。

STEP
繰返しの終わりを確認する

最後に使う番号と、繰返し後の番号を混ぜないようにします。

STEP
答えと目的が合うか戻る

求めた値が個数なのか合計なのかを、最初の1文と照らします。

基本情報技術者試験の科目Bを読む7ステップを順に示す図
目的から答えまでを7段階に分け、値の変化を途中で確認します。

長い問題でも、最初の3ステップで見る範囲を絞れます。分からない命令があっても、その命令へ入る値と出る値を先に確かめてください。

7ステップを全部覚えられるか不安です。

最初は「目的・初期値・更新」の3語だけで構いません。慣れたら終了条件と確認を足します。

条件式を読むのに時間がかかります。

記号を短い日本語へ直してください。条件が成立する具体的な値を1つ入れると確かめやすいです。

途中で答えが合わなくなったらどうしますか?

最初から全部やり直さず、値が最後に変わった行へ戻ります。そこから1回分だけ追い直します。

オリジナル例題をトレース表で解く

ここでは、配列のうち10以上の値だけを合計する処理を追います。答えを書く前に、出力を予想してから表を埋めてください。

整数型: i, total
整数型の配列: score ← {12, 8, 15, 5}

total ← 0
for (iを0から3まで1ずつ増やす)
    if (score[i] ≧ 10)
        total ← total + score[i]
    endif
endfor
totalを出力する
iscore[i]10以上か実行後のtotal
開始前0
01212
18×12
21527
35×27
学習用のオリジナル例題です。最終出力は27です。

答えは27です。8と5では条件が成り立たないため、totalは前の値のままです。「何もしない行」でも、値が維持されたことを表へ書くと取り違えを防げます。

次は条件を「10未満」に変え、出力を予想してください。答えを隠して自分で表を作ると、同じコードを別問題として使えます。

8と5の行は、表から省いてよいですか?

最初の練習では残してください。条件が成り立たず、合計が変わらないことも大切な情報です。

12と15を見つけたら、すぐ27と答えてよいですか?

短い例では合いますが、試験では更新回数や添字が問われます。表で処理順を確認しましょう。

同じ例題を繰り返す意味はありますか?

条件や初期値を1か所だけ変えると、読み方が定着しているか確かめられます。

時間を使いすぎる5つの読み方をどう直す?

時間を減らすには、速く読むより、戻る回数を減らします。つまずきやすい読み方と直し方を先に決めておくと、本番でも切り替えやすくなります。

よくある読み方起こること直し方
全行を同じ重さで読む目的が見えない入力・更新・出力へ印を付ける
値を頭の中だけで動かす前の値と混ざる変わる変数だけ表へ書く
添字を思い込みで読む1個ずれて答えが変わる先頭番号と最後の番号を書く
選択肢から逆算し続ける根拠のない試行が増えるまず1回だけ正方向に追う
1問に固まり続ける後半の時間がなくなる戻る時刻を決めて印を付ける
速さより、同じ場所を何度も読み直さない仕組みを作ります。

CBTでは問題冊子へ自由に書き込む感覚と違います。学習時にも画面で問題を表示し、手元の紙へ小さな表を作る練習を混ぜてください。

試験制度の変更点も合わせて確認したい方は、IPA試験の2026年・2027年の変更点で、確定事項と今後の予定を分けて整理できます。

読む速さを上げる練習が先ではありませんか?

先に読み直しを減らします。手順が安定すると、結果として時間も短くなります。

1問で何分使ったら飛ばしますか?

練習記録から自分の目安を決めます。まずは5分を一度の確認点にしてください。

画面で解く練習は毎日必要ですか?

毎日でなくても構いません。週に1回は画面表示で解き、紙の使い方まで確かめましょう。

2024年の研究から練習方法をどう変える?

直近研究から取り入れたいのは、コードを書く前に出力を予想することです。答えを見てから写すより、先に自分の予想を置くと、違った場所を見つけやすくなります。

Tuckerほかの2024年研究は、コーディング経験のない大学生121人を対象にしました。参加者を、出力を予想する組と説明後にコードを書く組へ無作為に分けています。予想する組は学習評価が高く、感情や意欲の面でも良い結果でした。

ただし、短いオンライン学習でRを扱った研究です。日本の科目B対策を直接調べたものではありません。それでも「実行前に答えを予想する」という方法は、トレース練習へ無理なく使えます。原文はPrediction versus production(2024)で確認できます。

IzuとWeerasingheの2024年研究は、大学2年生のプログラミング科目を対象にしました。提出前後のテストとデバッグ習慣をオンライン質問で調べています。失敗したテストの追跡やコードを読む行動が使われ、特に計算手順を読む行動が成績と統計的に関係しました。

こちらも科目Bの受験者を対象にした研究ではなく、人数の詳しい値は公開要約だけでは確認できません。因果関係も決められませんが、値の流れを読む練習を省かない理由にはなります。原文情報はTesting and Debugging Habits(2024)で確認できます。

先に答えを見る方が早く覚えられませんか?

解説を読む前に30秒だけ予想してください。自分の考えとの差が復習の目印になります。

研究どおりなら必ず点数が上がりますか?

必ずとは言えません。対象や学習環境が違うため、練習記録を取り、自分に合うか確かめます。

コードを書く練習は不要ですか?

不要ではありません。科目Bでは、まず読む練習を増やし、その後で短い処理を書いて確認します。

平日30分で科目Bを復習する3つの区切り

30分は、予想5分、トレース15分、説明10分に分けます。問題数を増やすより、1問の間違いを言葉で直す方が次の問題へつながります。

STEP
5分|出力を予想する

コードを実行せず、目的と最終出力を短く予想します。正解することより根拠を残します。

STEP
15分|トレース表を作る

値が変わる行だけを追い、条件が成り立たない回も記録します。

STEP
10分|間違いを1文で直す

「添字を1から始めた」のように原因を書き、条件を1か所変えて再挑戦します。

資格学習全体の時間配分から迷う方は、IT学び直しロードマップの5ステップも使えます。科目Bだけを続けるのではなく、科目Aと学習目的を同じ週の予定へ入れてください。

30分で1問しか進まない日があります。

問題数ではなく、間違いの原因を1つ直せたかを記録してください。

復習ノートは長く書くべきですか?

1問につき1行で十分です。添字、条件、更新、終了のどこで間違えたかを書きます。

次の日は別の問題へ進んでよいですか?

最初の5分で前日の条件を変えた問題を解き、その後で新しい問題へ進みます。

まとめ|科目Bは値の変化を7ステップで追う

基本情報技術者試験の科目Bは、長いコードを一度に理解しようとせず、目的と変数の変化へ分けて読みます。トレース表に必要なのは、変わる値、条件の結果、繰返し番号です。

まず、処理の目的を1文にし、入力と出力を囲みます。次に初期値を書き、条件を短い日本語へ直し、値が変わった行だけを更新します。最後に終了条件と最初の目的を照らせば、途中の計算が合っていても答えの種類を取り違える失敗を減らせます。

今日の30分では、2026年度の公開問題を全部解く必要はありません。1問を選び、答えを見る前に出力を予想し、手元に小さなトレース表を作ってください。間違えたら「添字」「条件」「更新」「終了」のどこだったかを1行で残します。

基本情報技術者試験 科目Bのよくある質問

科目Bは20問すべて解答しますか?

はい。IPA公式では出題数20問、解答数20問です。試験時間は100分です。

プログラミング経験がなくても擬似言語は読めますか?

実際の言語とは記法が違うため、短い処理をトレース表で追う練習から始められます。用語と配列の考え方は別に補ってください。

トレース表は本番でも作るべきですか?

値が複数回変わる問題では役立ちます。すべての問題で大きな表を作らず、必要な変数だけを書きます。

2026年度の公開問題だけで対策できますか?

公開されているのは実際の試験の一部です。公式シラバス、サンプル問題、複数年度の公開問題を組み合わせてください。

公式資料・研究・検証方法

検証環境・作成方法

作成者:まさや。30代でITの仕事へ移り、限られた時間の中で学習を続けています。

動作確認:掲載したオリジナル例題はNode.js 22.22.2で同じ条件を実行し、出力27を確認しました。IPAの問題を複製したものではありません。計算の確認日は2026年8月10日、IPA公式情報の再確認日は2026年8月12日です。

作成方法:生成AIは構成と表現の補助に使い、計算結果と出典は人が確認しています。

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この記事を書いた人

まさやのアバター まさや 機械学習エンジニア

忙しい社会人のための「泥臭いIT学び直し」ナビゲーター。
現在は機械学習エンジニアとして働いていますが、数年前までは毎月のExcel集計と手作業のメール送信で残業を繰り返す“ゴリゴリのアナログ社員”でした。

焦ってプログラミングの分厚い本を買うも、見事に挫折(笑)。そこから「いきなりエンジニアを目指すのではなく、今の業務をラクにするIT」に方針転換。ピボットテーブルや無料の自動化(PAD)で小さな成功体験を積むうちにITの面白さに目覚め、今のキャリアに繋がりました。

当ブログでは、過去の私のように「ITを身につけたいけど何から始めれば…」と悩む社会人へ、難しい勉強より“明日の仕事をラクにする”最短ルートを発信しています。

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